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ゼロワン理論(後編)

ゼロワン理論(後編)

お客さまに手持ち花火を楽しんでいただく企画は、手探り状態で始まりましたが、ある程度いけそうな感触をつかむことができました。来年がさらに楽しみです。 花火に関しては、ちょっとしたエピソードがあります。高知市では、7月から8月にかけてインターハイ(躍動の青い力四国総体2022)が行われていました。三翠園にも宿泊してくださっ...
ゼロワン理論(前編)

ゼロワン理論(前編)

社長就任時、私の友人たちが「三翠園を本気で励ます会」を催してくれました。その1人から、先般、たくさんのアイデアをいただきました。どれも、実現したいものばかりで、うれしい応援です。 その中に、「あっ」と思ったアイデアがありました。それは、三翠園の庭園で手持ち花火を楽しむというものです。三翠園は、消防署の許可を取れば、ホテ...
先生の姿勢(後編)

先生の姿勢(後編)

先生がロンドンに立ってから十数年の月日が流れました。 それは、私が、社員さんの結婚披露宴に出席したときのことです。ご親戚の席に藤井先生がいらっしゃるではないですか。うれしくなって、ごあいさつをしたところ、先生も私のことを覚えていてくださり、しばし当時の話に花が咲きました。懐かしさとともに、先生の器の大きさを改めて感じま...
先生の姿勢(前編)

先生の姿勢(前編)

私は小学1年生から中学2年生まで、ずっと野球少年でした。勉強はまったくせず、野球ばかりしているものだから、父親に「そんなに野球しても、高校にいけなかったらどこで野球をやるの?」と皮肉を言われるほど、野球しかしていませんでした。 かつて、広島東洋カープに木村拓也というユーティリティープレーヤーがいました。SMAPの木村拓...
雲外蒼天

雲外蒼天

社会人になったころから、飛行機に乗るのが怖くなり、大の飛行機嫌いになりました。遠方への出張もありましたが、何とかして飛行機を使わないようにしていました。 海外旅行に行った時は、さすがに飛行機を使わないわけにはいかず、とても往生したことを覚えています。滅多に行かない海外なのに、旅行中、ずっと「帰りの飛行機嫌やな」「怖いな...
クリニクラウンへの挑戦(後編)

クリニクラウンへの挑戦(後編)

クリニクラウンのオーディション当日を迎えました。私は妙な自信とやる気にあふれていたことを覚えています。 実技と面接がありました。実技試験はペアとソロがあります。ペアは、無作為にパートナーを決められ、打ち合わせなしにヨーイドンでパフォーマンスが始まります。時間は5分間です。たくさんのおもちゃが置いてありましたが、それを使...
クリニクラウンへの挑戦(前編)

クリニクラウンへの挑戦(前編)

ある時、テレビ番組で「病院に笑顔を届ける道化師」として、クラウン“K”こと日本ホスピタル・クラウン協会の理事長 大棟耕介(おおむねこうすけ)さんの活動が紹介されました。小児病棟で病気と闘う子どもたちを訪れたKさんは、パフォーマンスによって子どもたちを笑顔にしていきます。この番組を見て、ホスピタル・クラウンというステキな...
塞翁が馬

塞翁が馬

2022年度後期 NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」がスタートしました。飛行機へのあこがれを持つ少女が、旅客機のパイロットを志すようになる物語です。 一方、幼少期から大の飛行機好きだった私はというと、社会人になったころから大の飛行機嫌いになってしまいました。 何が一番嫌なのかというと、飛行機の離陸直後です。飛行機は、...
先生の間違い

先生の間違い

小学校3年生の時、父に「日本の軍艦」という本を買ってもらいました。当時で3000円ぐらいしたと思います。その本には、「霧島」「武蔵」といった有名な戦艦だけでなく、幻の戦艦「土佐」や駆逐艦、潜水艦に至る日本海軍の全ての艦船が収録されていました。今、あの本を持っていたら、間違いなくお宝になっていたでしょう。 私は、じっくり...
全員えこひいき

全員えこひいき

私が社長になりたいと思ったのは小学3年生の時です。父の姿がカッコよくて、自分も社長になろうと思ったのです。その父は、私が中学2年生の時、突然、スキルス胃がんで入院し、わずか1カ月ほどで亡くなってしまいました。 会社は母が引き継ぎました。生前、父から「自分に万一のときは、会社と子どもたちを守ってほしい」と頼まれていたから...