経営は世につれ、世は経営につれ昔、私は、ある結婚披露宴に参列しました。私のテーブルは、私を除いて全員が相手方の会社関係者というアウェー状態でした。しかも、会社の社長さんを幹部たちが囲むように座っており、なにやら会社の話で盛り上がっています。私は、次第に彼らの会話が気になってきました。というのは、当時、私は日本経営品質向上プログラムに取り組んでおり、...
サービス業はいいもの滋賀大学経済学部の小野善生(おのよしお)教授のゼミ生さんが、ゼミ合宿で高知2020年2月にご来高頂きました。 小野教授は、フォロワーの視点を重視したリーダーシップ研究を行っている方で、個人的にも懇意にしていただいています。不動産会社「ファースト・コラボレーション」の武樋会長と日本最期の木毛(もくめん)屋さん「戸田商工」...
不祥事の根っこ某中古車販売会社の損害保険会社に対する保険金不正請求問題が世間を騒がせています。当該会社は、7月18日付で、外部の特別調査委員会がまとめた「当社板金部門における不適切な請求問題に関するお詫びとご報告」をホームページで公開し、再発防止策を発表しました。 調査報告書が指摘した不正の原因は、①不合理な目標値設定、②コーポレー...
摘発されよう私は、2002年に高知青年会議所の理事長を拝命しました。高知青年会議所は、歴代の先輩方が高知県の「まちづくり」に取り組んできた歴史があります。自ら市長や知事に立候補した先輩もいれば、今では当たり前になった風物詩「土佐のおきゃく」イベントの礎を築いた先輩もいます。新しいことに果敢に挑んできた先輩方は、後に続くわれわれの誇...
短いほど喜ばれますコロナ禍の時は言うまでもなく、その少し前から結婚式の披露宴に招待される機会がめっきり少なくなりました。 昔、高知県では、結婚披露宴となると親の知り合いにとどまらず、親の知り合いの知り合いまで招待したものですから、披露宴の参加者は300人を超えることもざらでした。そうなると、新郎新婦を直接知らない人まで参加しており、祝辞...
少年の野球離れ阪神タイガースの熱狂的なファン(私も含む)にとって、今年は久しぶりに高揚感を味わう日々が続いています。 私は、阪神タイガースの前監督の矢野燿大(やの あきひろ)氏と、メンターが同じ福島正伸先生であるというご縁があり、数年前に、一緒に学ぶ機会を得ました。そこでは、彼に予祝インタビュー(勝利したことを想定した優勝インタビュ...
サービスって何?私には、人とすぐ仲良くなれるというトクな一面があります。なぜトクなのかというと、お店の人と顔見知りになると「これサービスしとくわ」などと言ってもらえるからでなく会話が弾むと食事がもっと美味しくなるからです。しかし、世の中はすべて表裏一体となっています。いいことがある半面、そうでない面もちゃんとあります。 私は人から「こ...
想定外の提案三翠園の社長に就任して1年がたちます。この間、いろいろなカイゼンを行ってきました。今、私たちの足跡を記録しておくために少しずつ書き出しています。 こうしたカイゼンの中には、私だったら絶対に思いつかないような提案もありました。それは、ホテルの代表電話を夕方の18時以降、留守番電話による対応に切り替えるというものです。 ホ...
夢のカクテル先日、また夢が一つかないました。私は三翠園の社長就任が決まった時から、ホテル業について一から勉強するとともに、いい会社にするための夢やアイデアをたくさん準備してきました。 しかし、いざ就任してみると、急いでカイゼンしなければいけないことが山積しており、加えて現場社員さんからの意見や要望は最優先で応えなければならず、自分...
二つの友だち私には二つの友だちがいます。一つは、同級生です。還暦でもあり、最近、同級生との交流が増えてきました。過日行われた同窓会では、もっぱら病気の話や介護の話で盛り上がったものです。自分もそういう年齢になったことを実感します。 同級生とは、LINEのグループをつくって、毎日、「おはよう」に始まり「おやすみ」まで、何気ない会話に...