野球少年(前編)野球は、幼稚園の年長組から始めた記憶があります。ただし、最初はかなりヘタでした。小学1年生になると、同級生から声をかけられ、野球部に入りました。最初に守ったポジションはセンターです。 野球を始めたばかりで、キャッチボールもろくにできない状態でした。そんなある日、私が守るセンターにボールが上がりました。「センター!」と大...
社長夢塾の開講「夢実現コース」で採用される人が増えてきたある日、身体の小さな女性が入社しました。彼女も「夢実現コース」です。牧場経営をするのが夢でした。 珍しい名字だったことから、子どものころ、よくいじめられたそうです。守ってくれるはずの先生にもいじめられ、心に深い傷を負っていました。その彼女の心を癒やしてくれたのが馬でした。馬は人...
アイドルになります!私は、いろいろな学校を回って、働くことの意味や夢について講演をしています。将来、後悔しないように、自分が本当にやりたい仕事を見つけてもらうためです。 その人が、私の講演を聴いてくれたかどうかはわかりませんが、ある高卒の女性が四国管財に入社しました。彼女には夢がありました。歌手になる夢です。採用面接で、彼女は「私、アイド...
夢実現コース誕生四国管財の経営理念には、仕事は自分が幸福になるための手段であり、夢を実現するための手段である、と明示しています。 私が社長を受け継いだ当時、社員さんは「他にやりたいことがあるから」「事情があってもっと給料のいいところで働きたいから」など、いろいろな理由を言って、一人、二人と会社を辞めていきました。私は、なんとか思いとど...
どんな応援ができる?四国管財では、新卒者向けに、辞めることを前提にして入社する「夢実現コース」というものをつくりました。そのコースをつくるきっかけになったのは、15年ほど前の新卒採用でした。その年は、当社にとって、奇跡的に大卒が3人採用できた当たり年です。どの人も人柄がすばらしく、仕事もできました。中でもSさんは、お掃除の仕事に向いており...
途中乗車オーライ私が小学1年生の時、母は東京で具合が悪かった股関節の手術をしました。母の状態が落ち着くまでの数年間は、母が担ってきた家のことを何とかしなければいけません。どういう経緯でそうなったのかわかりませんが、わが家に文江さんというお手伝いさんがくることになりました。お手伝いさんといえば、お金持ちの家かと思われるかもしれませんが、...
面接は誰のため?私は、就職面接の際、いつも学生さんに「これは当社のための面接ではありません。あなたのための面接ですよ」などと話すようにしています。 先般の「令和4年度新規大卒等就職フェア」では、私もブースに入って学生さんと向き合いました。その際も、「もしホテル業界に入りたければ、いろいろ素晴らしい旅館やホテルさんがあるから紹介してあげ...
予期せぬ電報前職の四国管財では、社員さんの数が600人を超えていましたので、うれしいことも、悲しいこともたくさんありました。 社長業をしていて一番つらかったことは、お葬式が多かったことです。特に社員さん関係のお葬式には心を痛めました。社員さん、元社員さん、社員さんのご両親、ご兄弟、お子さんなどいろいろなお葬式に参列しました。中でも...
おびき寄せ作戦私は、昔からお酒を飲みに行くのが大好きで、その関係から、飲食店のオーナーとは経営の話をしたり、経営セミナーに一緒に参加したりするなど、いろいろな交流をもたせていただいています。 かつて、四国管財が同業者向けに、業務改善事例のプレゼンテーションをした際は、懇意にしているお店のオーナーとチーママに見に来ていただきました。業...
感謝の反対は?私は、よく人に「どんなに優れた武将も、政治家も、経営者も、病気にかかってしまったら、やりたいことができなくなるから、きちんと健康診断を受けた方がいいよ」と言っています。 たまに、「健康診断は何年も受けていない」と自慢気に話している人がいますが、聞いていてひやひやします。 私の父は43歳で急逝しました。胃がんです。入院後...