良い会社

「良い会社」とは、どのような会社のことをいうのでしょうか。
今般、三翠園では経営理念をアップデートしましたが、その際、全社員さんにアンケートを行い、「良い会社」とは何かについてお聞きしました。
「人が辞めない会社」という人もいれば「安心して働ける会社」という人や「お給料が上がっていく会社」という人もいました。いろいろな意見が出ましたが、私はつまるところ「心理的安全性」のある会社だと考えています。
「心理的安全性」とは、ハーバード・ビジネススクールのエイミー・C・エドモンドソンが提唱した概念です。Googleが「アリストテレスプロジェクト」で、「生産性の高いチーム」を調査したところ、「心理的安全性」(Psychological safety)が密接に関係していることがわかり、それを発表したことで「心理的安全性」は有名になりました。
「心理的安全性」を阻害する不安要因としては、①無知だと思われる不安、②無能だと思われる不安、③ネガティブだと思われる不安、④じゃまをする人だと思われる不安、があげられています。言い換えれば、「心理的安全性」の高い状態とは、上司や同僚の目を気にせずに、言いたいことや言うべきことを自由に言える状態といえます。
「心理的安全性」の高い会社は、生産性の高い会社です。会社は利益を出し続け、永く存続できなければ、良い会社とはいえません。どんなに会社が楽しくても、経営破たんしてしまう会社は「悪い会社」なのです。「良い会社」にするためには、生産性を高める必要があり、必然的に「心理的安全性」が重要になるということです。
私が三翠園の社長に就任した際、最初に感じたことは、「心理的安全性」が低かったことです。ですから最優先事項は、社員さんの声を徹底して傾聴することでした。目安箱をつくったり、LINEやメールで直接社長に意見を言えるようにしたり、ことあるたびに「何でも言ってね」「絶対に放っておかないよ」と言って回って、24時間365日電話で直接私に相談できるようにしたのです。
 私は、社員さんが自由に発言できて、いい意見がきちんと反映されて、いじめがなく安心して働けて、社員さんやその家族が大切にされ、協力会社さんとその家族も大切にされる会社こそが「良い会社」だと思っています。今後も、それを目標にしていきます。