地獄の10日間

先日、不覚にもカード(クレジット機能付きキャッシュカード)を紛失してしまい、やむなく再発行してもらいました。
県外に出張した時のことです。高知に戻ってきて、財布を見るとカードがありません。実は、過去に何度もカードをなくしたことがあります。しかし、いつも背広のポケットに入れっぱなしだったり、家に忘れてきたりしただけで、すぐに見つかりました。私は、カードを財布に入れていましたので、いつも財布ごと紛失していました。
ところが、今回に限ってカードだけ見当たりません。県外の支払いでカードを使った記憶がありますので、カードを持って行ったことは間違いありません。「これはあかん!」と思い、急いで銀行に連絡して、口座を止めてカードを無効にしてもらいました。
しかし、なくしたと思ったカードは、なんと別の背広のポケットに入っていました。県外で使ったカードは、てっきりそのカードだと思い込んでいましたが、別のクレジットカードだったようです。「ああ、よかった」と安堵するや否や、「しまった!」とうなだれました。そのカードを無効カードにしてしまったからです。
カードが再発行されるまで10日かかります。この時は、これから身に降りかかることがわかっておらず、「10日間くらいどうってことない」と高をくくっていました。

最初はコンビニの支払いで困りました。コンビニの支払いは「楽天ペイ」を使っていましたが、銀行口座が止まっているためチャージができません。スーパーマーケットも同じです。三翠園の売店は「PayPay」が使えますが、これまた銀行口座を止めているため、PayPay残高へのチャージができません。私は、通販大好き人間なので、頻繁に買い物をしていますが、大好きなインターネットショッピングもできなくなってしまいました。
支払い情報を全部変更して、別のクレジットカードで決済するようにしたらいいのでしょうが、カードが使えるようになったら、また支払い情報を全部変更しなければいけません。それはしたくないと思いましたので、なんとか10日間を耐えることに決めたのです。
しかし、問題はショッピングだけではありませんでした。私は車通勤をしており、ガソリンの給油は「EneKey」を使っています。これは大変便利なもので、「ピロロン」とタッチするだけでガソリンを入れることができます。しかし、これも使えなくなりました。何度タッチしても給油できません。いったいどれだけ不便になったことか。もはや日常生活にまで支障を来してしまいました。

一方、決済に支障が生じたことで、よかったこともありました。それはいらない会費を見直せたことです。いままで何気なく支払っていた会費がもったいないことに気づきました。いくつか会員をやめることにしましたので、無駄遣いを減らすことができました。
それにしても、これほどカードに依存していたとは! 2018年9月6日に北海道で発生した地震を思い起こしました。あの時は、最大震度7の地震が北海道胆振(いぶり)東部を襲いました。地震の大きさもさることながら、その直後から北海道全域に大規模な停電(ブラックアウト)が発生しました。これによって、店頭でのキャッシュレス決済が利用できなくなり、多くの方が不便な思いをされました。なかでも現金をあまり持たない外国人観光客の方が大変困ったと聞きます。私の場合は、災害ではなく、自爆でしたが、皆さんもカードの紛失にはくれぐれもご注意ください。