戦力外のホール係

現在、「前はこうだったから」という声がよく聞こえてくる部署から順番に、改革を進めています。目下、私はホール係さんに注力しています。
年末年始の繁忙期を終え、少し手が空いた時を見計らって、ホール係のスタッフさんと面談をしました。面談では、三翠園をどんな会社にしたいのか、そのための課題は何か、などを再確認した上で、私をホール係の仲間に加えていただくことを了承していただきました。
ホール係の仕事は、お客さまをお席にご案内する、オーダーを伺う、お料理の提供と片付け、など接客が中心となりますので大変気を使います。特にブライダルは普通の宴会以上に気配りが求められます。
それだけではありません。重い什器のセッティングもあります。私は、丸1日ホール係に入る予定でしたが、途中でグロッギーになってしまいました。みんなのセッティング・スピードに全くついていけません。一人でみんなの足を引っ張っているありさまです。こうなることはわかっていたので、「最初は、私を戦力としてみないでください。ヘルプだと思ってください」とお願いしました。
 スキルの差を強く感じたのは、お料理の提供と片付けでした。慣れたスタッフさんは、4皿いっぺんに運びます。左手に三つ、右手に一つ。私も、やろうと思えばできるかもしれませんが、リスクが大き過ぎます。新年早々、お客さまの服を汚してしまうかもしれません。私は自信がないので、片手に一つずつ、一度に2皿しか持たないようにしています。業務効率が悪いことこの上なしです。
お料理を運ぶのは、2皿にすればなんとかなりますが、問題は片付けです。お皿を下げるタイミングがつかめません。完全に食べ終わっていればいいのですが、少々残っていた場合は気を使います。というのも、お客さまの召し上がり方は十人十色で、好物を最後の最後まで残しておかれる方もいらっしゃるからです。お皿に残った天かすでも、もしかしたら最後に召し上がろうと思っているのかもしれないと考えたら、怖くて「お済みでしょうか?」「お下げしてもよろしいですか?」と聞けません。あれやこれや考えてしまって、お盆を持ってウロウロするばかりです。全く役に立ちません。
他のスタッフさんに聞いたら、ホール係の仕事で一番簡単なのが、お料理のご提供と片付けだそうです。周りからは、きっと「えーっ、そっからかよ」と思われていることでしょう。これから、さらなる困難が待ち受けていることがよくわかりました。しかし、これ以上スキルは下がりようがありませんので、持ち前の前向きな姿勢でがんばりたいと思います。私の中でのゴールは、ブライダルでの先導役です。婚礼での先導役を社長がやったら、きっと喜んでいただけるのではないかと、その日の光景を目標にがんばっています。

ホール係として、朝礼にも出ています。そのときの感想は、ブログ「おじたー」をご覧ください。とにかくがくぜんとしました。この状態が1カ月後、3カ月後、半年後にどんなふうになっていくのか、楽しみで仕方ありません。自分の中では、作業プロセスの具体的なイメージができていますので、後は着実に進めるだけです。
ただし、いきなり改革を始めたらしんどいと思いますので、まずは現業を私が体験して、課題を共有するところから始めます。最優先は、ホール係として働いている仲間たちを守ることです。現在、劣悪な仕事環境でがんばってくださっているのですから、それを緩和して働きやすくしたいと思います。組織改革は、課題を解決してからです。
私のホール係としての体験は、私にとって未経験のことばかりなので、ブログに書いていきたいと思います。少し生々しい話になりますが、個人情報や守秘義務に配慮しながら、書いてみたいと思います。
私が三翠園にきて、見たり聞いたりやったりしてきたことは、絶対にドラマになると思います。本を書いて映画にしたいぐらいです。乞うご期待!