有り難い展示物
三翠園の館内では、貴重な歴史資料を展示しています。高知県立高知城歴史博物館さんから譲り受けた資料です。2022年9月17日から12月11日まで、高知県立高知城歴史博物館さんが主催した「没後150年山内容堂」展で、閲覧に供されていた展示物の数々です。
話の発端は、三翠園の社員さんから出たアイデアでした。
「もうじき山内容堂展が終わるけれど、もし破棄するなら提示していた資料を三翠園が譲り受けて、当館で展示できないだろうか」
すでにご承知の通り、三翠園は山内容堂氏の隠居屋敷跡に建っています。敷地内には国指定の重要文化財「旧山内家下屋敷長屋」もあります。その三翠園が山内容堂氏の資料を展示することは、当館にとっても誇らしいことですし、公益にも資することです。
私は、「取りあえず何でもやってみよう」精神ですから、早速、高知県立高知城歴史博物館さんに相談に伺いました。博物館さんは快く対応してくださり、公共の展示物として、無償で誰でも閲覧できること、著作権を順守すること、指定する方法で保管すること、などの条件が満たされれば譲り渡してもいいとおっしゃってくださいました。私はすべて厳守することをお約束し、山内容堂展の展示物は三翠園で引き続き展示できることとなりました。この快挙に社内は大いにわきました。有り難いかぎりです。
大変貴重な資料ですから、一人でも多くの観光客の方にご覧いただきたいと思います。当然、他の旅館を利用している方も大歓迎ですし、地元の方にもご覧いただきたいと思っています。
ぜひ、高知県立高知城歴史博物館さんが制作した、レベルの高い山内容堂展の資料をご覧ください。