第2回「 三翠園さくらのまるしぇ」開催!

来たる2月4日、第2回「三翠園さくらのまるしぇ」を開催します。私が着任する前から「まるしぇ」の企画はあったようですが、なぜか経営から許可が下りませんでした。これは三翠園のよくない点なのですが、ダメならダメでその理由を企画立案者にきちんと説明すべきだと思います。理由も言わずに却下されたら、社員さんのやる気がなくなります。「これこれこういう理由でできません」と説明してあげれば、立案者は企画を改善してもってくると思います。こうする方が人財も組織も成長できます。
確かに、「まるしぇ」は収益という数字だけで考えたら事業として厳しいかもしれません。しかし、会社には定量的な目標と定性的な目標があります。定量的な目標とは、売り上げ、利益など数字で表せる目標です。一方、定性的な目標とは何のためにそれをするのかという事業の意義を重視したもので、数字に表せない目標をいいます。
私は、「まるしぇ」には、定性的な事業の意義があると思います。それは「若い人たちに三翠園を知っていただき、将来のご利用につなげる」という意義です。私は、ありがたいことに、よく高校や大学でお話しする機会があります。その際、「みなさんは三翠園を知っていますか?」「利用した人はどのくらいいますか?」と尋ねるようにしていますが、驚くほど三翠園を知らないことがわかりました。親の世代は知っていても若い世代は知りません。三翠園で働くわれわれにとって大変ショッキングなことですが、これが現実です。「まるしぇ」は、フリーマーケットなどを利用する若い人の感性に合った企画です。「まるしぇ」を通じて三翠園のことを知っていただく絶好のチャンスだと思います。私はそこに定性的な事業意義を強く感じます。

さて、第2回「三翠園さくらのまるしぇ」は、2月4日の日曜日(11~15時)に開催します。今回の目玉は、なんといってもゲストに豊ノ島大樹さんをお迎えできたことです。豊ノ島さんは、高知県宿毛市出身の元大相撲力士で、最高位は東関脇まで出世されました。引退後は井筒親方として日本相撲協会に残りましたが、昨年退職、現在、タレントとしてテレビやラジオなどでご活躍されています。
私は、豊ノ島さんと居酒屋さんで知り合い、懇意にしていただいています。大変お人柄がよく、歌もお上手です。豊ノ島さんのご実家は、長年地元で愛されている豆腐店の梶原食品さんです。豊ノ島さんを応援するために作ったという「勝越しとうふ」が人気です。そこで、豊ノ島さんをゲストとして招聘(しょうへい)し、「お豆腐ビュッフェ&豊ノ島トークショー」を開催させていただく運びとなりました。

第2回の「三翠園さくらのまるしぇ」では、運営上、大きな変更をしました。それは出店料を無料にしたことです。前回は、出展者の方からいくばくかの出店料をちょうだいしましたが、今回は思い切って無料にしました。
出店料をお支払いいただき、結果が出なかったら申し訳ないですし、実際、第1回では、あまり売れなかったお店や売れ残ったお弁当もありました。食品はフードロスになってしまうので申し訳なく、前回は私が自腹で全部買い取らせていただいたくらいです。
今回は、定性的な意義から「まるしぇ」を開催します。出店料を無料にしますが、その代わりに、みなさんに頑張っていただいて、多くの人を三翠園に呼んでいただきたいと思います。若い人に三翠園を知っていただくこと、ファンになっていただくこと、それが今回の事業価値だと考えています。