皆の経営理念

昨年末、社内アンケートを実施しました。詳しくは過去のブログをご覧ください。そのアンケートでは、三翠園の強みについても質問しています。
社員さんの回答を見ると、三翠園の強みは歴史的な場所に立地していること、高知城やひろめ市場といった観光地までのアクセスがいいこと、抜群の知名度があること、鏡川河畔で開催される高知市納涼花火大会が眼前で観られること、そして天然温泉を楽しめること、建物自体にも歴史があることなど、これらについては共通して強みと感じていることがわかりました。これらは予想した通りでした。
しかし、うれしい新たな発見もありました。それは、「三翠園で働いている人そのものも強みである」と答えた人が多かったことです。立地条件や知名度や歴史や温泉といった強みは、諸先輩から受け継いできたものであり、今後も大切に守っていかなければいけない財産です。それを土台にして、今後アピールしていきたいのは三翠園で働く人たちの魅力です。
ホテルはやはり「人」しだいだと思います。いくら最新の施設や設備を整えたとしても、それは年月とともに古くなります。色あせないものは、人の魅力だけではないでしょうか。魅力的な人をいかに増やしていくかが非常に大事です。
アンケートでは、「どのような会社にしたいか」についても質問しました。これについては、いろいろな意見がありましたが、全て賛同できるものばかりでした。私は、三翠園を、社員さんたちが思い描く理想の会社にするために経営のかじ取りをしています。そうすると決めています。
現在、三翠園にはすでに立派な経営理念や行動指針があります。今、それに社員さんたちの思いを加えて、新しい、自分たちらしい経営理念や行動指針にする作業を進めています。誰かがつくった経営理念や行動指針ではなく、自分たちでつくった、自分たちのための経営理念や行動指針が間もなくデビューします。