あるべき姿の共有
年末に、アルバイトさんやパートさんを含めた全社員さんを対象に、アンケートを実施しました。アンケートでは、まず、三翠園で働く仲間の中から、年間MVPにふさわしいと思う人を推薦してもらいました。自部門から1名、他部門から3人選び、その方の名前と推薦理由を書いてもらいました。
次に、「三翠園をどのような会社にしたいのか」と「三翠園の強みは何か」を尋ねました。この問いかけによって、社員さんが思う理想の三翠園像が把握でき、それを文章化できます。
三翠園には、既に立派な経営理念と行動指針があります。私は、そこに全社員さんの思いを反映させて、より価値観が共有できるものにバージョンアップさせたいと考えています。
今、全社員さんと面談をしています。その中で、三翠園が大切にしていること、大事にしなければいけないことを聞いてきました。まだすべての面談が終わったわけではありませんが、「あるべき姿」はだいぶ見えてきました。
三翠園のあるべき姿は、社員さんの思いが全て反映された会社であり、社員さんが働きたいと思う会社の姿です。
回収したアンケートには、社員さんが考える理想の三翠園が書かれていました。それは、図らずも私が思い描いた理想の三翠園と同じでした。後は、社員さんの願いや思いを明文化して、経営理念や行動指針に織り込み、その価値観を共有していくだけです。繰り返し価値観を共有していくことで、組織に深く浸透させることができます。
昨年から朝礼を始めていますが、残念ながら「価値観を浸透させる仕組み」にはなっていません。手の空いている人だけが参加していた状態です。しかし、今年からは、電話している人以外、全員参加を義務にしました。今、ようやくルーティン業務の一つになりつつあります。
これまでの朝礼は、既存の経営理念の読み合わせと、倫理研究所が毎月発行している朝礼用の冊子「職場の教養」を読んで、今日の業務スケジュールを確認するだけでした。それを私なりにバージョンアップさせ、2月には「価値観を浸透させる仕組み」として機能するように、きっちり形にしたいと考えています。