感謝の日

私は、高知信用金庫さんの総代を務めさせて頂いております。これは、先般開催された総代会での話です。三翠園の社長に就任して2日目のことでした。

高知信用金庫さんは、吐故納新(とこのうしん)の気質をもち、信用金庫のなかでも日本一の新しい取り組みを積極的に推進されている信用金庫さんです。私も、四国管財時代から経営の参考にさせていただいています。
そのような素晴らしい金庫さんを、最前線で50年以上けん引されてこられた故 山本正男(終身名誉会長、前理事長)様には、公私を問わず大変お世話になりました。
さらに、前理事長の思いを受けて後を継がれた山﨑久留美理事長様にも、大変お世話になっています。この方は、生え抜きで理事長に上り詰めた方で、信用金庫では全国初の女性理事長です。
山﨑理事長様がよくおっしゃる言葉で、私も大好きな言葉があります。それは「ライバルは昨日の自分」です。昨日の自分を日々乗り越えていけば成長できるという意味ですが、山﨑理事長様は、言葉通り実践されている方です。高知信用金庫さんの話をしたら、1時間でも2時間でも止まらなくなるくらいのファンですが、総代としての守秘義務がありますので、これ以上お話しできません。皆さんも、口座をつくられたら高知信用金庫さんの素晴らしさが実感できると思います。

総代会に関しても、「これが金融機関の総代会か!」「ここまでおもてなしするのか!」と驚嘆するくらい、創意工夫を凝らしており、テンポもよく、スマートで、格好よく、参加した方は毎回魅了されます。
高知信用金庫さんの総代会は、このように大変クオリティーが高いので、この会の運営を受け持つホテルは大変です。今回は、皇族の方々はじめ、各界の名士の方々に利用されてきた城西館さんという名門旅館で開催されました。
懇親会も順調に進みいろいろな方への感謝のセレモニーが続きます。やがて終宴近くになりました。中締めの前にトイレに行っておこうと席を立ったその時、私の担当の支店長さんが、「中澤さん、ちょっといてください」と声をかけてきました。「ええっ、何かなあ」と思ったら、山﨑理事長がマイクを握り、「このたび、皆さんでお祝いしたい人がいます。三翠園の社長に就任された中澤社長です」と紹介され、満場の拍手のなか、大きなバラの花束をいただきました。なんとも粋なサプライズです。私は、人を感動させるのが好きでよくしますが、サプライズを受ける側は照れくさいし泣きそうになるのを我慢するのが精一杯でした。
しかもこの尊敬する城西館様でお祝い頂けるなんて最幸です
この総代会でのサプライズが、社長就任祝いの第1号となりました。本当に有り難く、感謝の気持ちでいっぱいです。「ここまで人を気遣う会社ってすごいなあ」と思う半面、「いつか三翠園も総代会で利用していただけるように社員さんと顔晴っていこう」と心に誓いました。
山﨑理事長様本当にありがとうございました。