傾聴の日々

三翠園に入社して30日ほどがたちました。今回は、今、私が力を入れていることについて書いてみたいと思います。

このホテルは、どの部門をみても、スタッフの皆さんのポテンシャルは大変高く、皆さんには毎日一所懸命に仕事をしていただいています。その一方、部門間の連携については、まだまだ伸び代があると感じています。

例えば、他部門の課題を一緒に解決したり、企画を一緒に考えたり、クレームに対して一緒に悩んだり、悲しんだり、成功を一緒に喜んだり、こうしたことができるようになれば、非常に素晴らしい組織になるとワクワクしています。

そのやり方については、私が前職で培ってきたビジネスモデルが間違いなく通用すると確信しています。私の強みは、これまで現場に立ち続けて身につけた実戦経験です。「こうすればうまくいく」ということがハッキリ見えています。

とはいえ、信頼関係ができていない今の段階で、何を言ってもなかなか信じてもらえないと思います。日常のあいさつや、やり取りを大切にしたり、対話の時間を多くとるようにしたり、あの手この手で懇親の機会をつくったりするなど、焦らず、ていねいに進めていくしかありません。

真っ先にすべきことは傾聴です。現在、幹部の方から始めて、順繰りに、約100名いるスタッフの皆さん全員と、1人1時間かけて面談をしています。面談では、いろいろなことを思うままに話してもらっています。「不安なことや疑問点があったら、いつでも何でも聞いてね」「何かあったら24時間365日、公私を問わず、どんなプライベートなことでも相談に乗るよ」と言っています。

1時間の面談時間では傾聴するだけで精いっぱい。とても私がやりたいことや、私の思いまでお話しすることはできませんが、それはこれから、いろいろな機会にお話ししていきたいと思います。