名称変更も大事

三翠園に着任して、非常にわかりにくいと思ったことがありました。それは組織の名称です。例えば当たり前のように使われている言葉に「サポート係」というのがありました。みんなはサポートさん、サポートさんと呼んでいましたが、私には何をする人なのかわかりませんでした。
サポート係とは、本来、各部門の人繰りをマネジメントする係です。ところが実態は、自分たちで、欠員が生じた部署の応援に走り回っていました。組織として、こんなもったいない話はありません。この人たちは、人を手配する立場なのに、あろうことか自分たちを手配していたのです。
どうしてこのようなことになっていたのかというと、あしき慣習がそうさせていたからでした。かつて、経営は職務分掌を無視して、「サポートが手伝え」とか「そんなのはサポートがやらないかん」と言って、便利に使っていたようです。
ところが、サポート係の役割は、ラグビーでいうなら「スタンドオフ」というポジションに当たります。いわばチームの司令塔です。試合をコントロールしチームを勝利に導く重要な役割を担っています。ですから組織としてもったいないと思ったのです。
私は、早速、あしき慣習を改めました。名称もマネジメント係と改名しました。慣習になっていたため、定着するのに時間がかかりましたが、今では、いつどこでヘルプが必要だという連絡がマネジメント係に入ると、人事部と連携して、組織横断的な人の手配を担っています。
おもてなし係という名称もあります。これも何をする部署なのか、今ひとつわかりにくいと思います。名称変更したいのですが、何でもかんでも一存で決めてしまうのは不本意なので、できれば現場の人たちに名称を変えていただきたいと思っています。
そのような中、自分たちから名称変更を願い出てきた部門がありました。「日勤」さんです。本件については、12月25日のブログ「スマイルサポーター」に詳しく経緯を書きましたのでそちらをご覧ください。
何にせよ、名称を変更することも、組織を活性化することになりますので大事なことだと思いました。