プログラムのアップデート

三翠園の意思決定する際に、「本当にこれでいいのだろうか」と悩むことがありました。社内の誰に相談したらいいのかもわかりませんでした。
三翠園の昔の価値基準で判断していたら、今の時代から取り残されてしまいます。お客さまの「今」のニーズに対応するためには、「昔」の世代の人ではなく、「今」の世代の人が企画を考え、決めていくべきだと思います。
これまで三翠園は、昔の価値基準で経営をしてきました。新しい情報に対して、昔の価値基準で判断してきたため、「昔はこうだった」の壁が凄かったのです。なので
新企画がほとんど採用されていなかったり問題が発生しても勇気をもって方向性を変えたらもっと働きやすい職場になったのだろうな~と思います。
但しこれは個人を攻撃しているものでは無く三翠園のライバルは過去の三翠園という事ですのでお間違え無く
パソコンでいうなら、情報を処理するメインプログラムが長期間アップデートされていないような状態です。
ただそれなりにお客様満足・幸福を学んで来た人間にとっては何故このレベルの内容が壁になり社員さんの素晴らしい意見が却下されているのが不思議でたまりませんでした。
そこで、今春、時代の変化に合った新しい企画をどんどん考えてもらうための部署をバーチャルに立ち上げました。そこには各部門から参集してもらいました。部門という壁を取り払い、言いたい放題にものが言える女子だけのプロジェクトチーム「三翠園企画女子部」です。
しかし、三翠園には、机上の議論だけで決めてきたもったいない歴史があります。企画女子部は、同じ轍(てつ)を踏まないようにしないといけません。
そこで、客室のスリッパを変えたいという意見が出た際も、お客さまに接しているスタッフの意見や、客室のお掃除をしているスタッフの意見などを聞いて、多角的な視点で議論を深めました。いくらステキなデザインでも、「実際の履き心地はどうなのか」「カラーによっては汚れが目立ちやすくならないか」など、現場担当者の意見には説得力があります。

今、企画女子部によって、三翠園のプログラムは最新版にアップデートされつつあります。少しずつですが、お客さまの不満足は満足に変わってきました。